宮廷で愛されてきた【菊酒】に秘められたパワーとは?

すこしずつ秋が深まりはじめる9月~10月にかけてのこの季節。
実は、1年のうちでも、もっとも美しくなれるゴールデンシーズンともいえるのです。お肌もしっとりしてきますし、髪のまとまりもよくなります。

その反面、昼夜の気温差がはげしく、体調をこわしやすいシーズンでもあります。
そんな、この時期におすすめなのは、〈菊酒〉です。

中国で重宝されている美酒! 

菊酒とは? 

梅酒をはじめとする、季節のフルーツを漬けたお酒ならわかりますが、菊酒とは、いったいどんなお酒でしょうか?
聞き慣れないことばですよね。
菊酒はルーツをたどると、中国の縁起物です。菊の花は、不老長寿をもたらす薬草だと信じられており、この菊で作ったお酒を飲むと、長寿や子孫繁栄などの、さまざまなご利益があるとされてきました。

この風習は、わが国にも伝わり、現代でも宮中の行事のときにふるまわれています。
ただ、ロイヤルな菊酒は、単純にお酒に菊のはなびらを浮かべるといった、風流なものですが、もっと本格的な、美と健康によい菊酒を実際につくってみませんか?

菊のはなびらは、熱をさます効果があることから、疲労回復や、肌の炎症を素早くおさめることでも知られています。
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菊酒のつくりかた! 

広口の瓶に、食用の菊のはなびらを敷き詰めます。
そこに、黒砂糖と、ホワイトリカーをそそぎます。
冷暗所で保存して、だいたい3ヶ月目頃から飲むことができます。

お湯で薄めてもよいですし、ストレートだと中国の宮中の晩餐をおもいうかべるような、ゴージャスな味わいを楽しむことができますよ。

縁起物だとはいえ、菊の花は、漢方の材料にもなっていて、日本人や中国人など、アジアに暮らすわたしたちの体質とは、とても相性がよいのです。

作り置きをすることもできますし、料理のアクセントとして、調味料のかわりに使うことも、もちろん可能です。
ぜひ、この秋は、オリジナリティーあふれる菊酒をつくってみませんか?