筋肉を増やすと基礎代謝量が上がるってホント!?〜基礎代謝量を増やすためには?〜

みなさんも「基礎代謝」という言葉はご存知かと思います。そして基礎代謝は「トレーニングをして筋肉を増やすと上がる」と思われています。今回はこの「基礎代謝」についてご紹介いたします。

○そもそも基礎代謝とは?
「基礎代謝」という言葉は、よく聞く言葉だと思いますが、ではどのような代謝を「基礎代謝」というかご存知ですか?
基礎代謝とは正確に言うと、「空腹時(食後12〜15時間経過後)に20℃の室温で静かに横になり目覚めている状態のエネルギー代謝」を指します。つまり、「体を活動させない状態」でのエネルギー代謝のことをいいます。筋肉(骨格筋)を使わない状態なのに、筋肉を増やすと基礎代謝量が増えるとは、定義から考えると、少しおかしく感じませんか?

○基礎代謝の内訳
基礎代謝に関わる体の構造と割合は以下のようになっています。
⑴骨格筋:22%
⑵肝臓:21%
⑶脳:20%
⑷心臓:9%
⑸腎臓:8%
⑹脂肪組織:4%
⑺その他:16%

⑵〜⑸はひとくくりにすると内臓にあたります。これらを合計すると、58%になります。骨格筋の22%より多いことがわかりますね。つまり基礎代謝量増加に重要となるのは、骨格筋よりも内臓の筋肉ということになります。

○基礎代謝量の増加のポイント!
それでは、「運動は基礎代謝量の増加に関連しないのだろうか?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
基礎代謝量増加のポイントは「血流と体温」にあります。特に、体温の維持には多くのエネルギー量が必要とされます。運動で筋肉を刺激することにより、血流が良くなり、体温も上がります。さらに前述した通り、内臓のもつエネルギー消費量は、骨格筋をはるかに上回ります。つまり、基礎代謝の消費エネルギーを増加させるポイントは、内臓が正常に活発に活動していることにあります。日頃から体を動かす習慣のある人は、血流も上がるため、内臓への血流も上がります!

「筋肉トレーニングをして筋肉を増やす」ということは、長い期間が必要で、栄養管理も大切になってきます。それより、日頃から体を動かす習慣をつけて骨格筋を刺激し、血流と体温を上げることの方がダイエットの近道になります。
いかがでしたか?今回の記事がみなさんのダイエットのヒントとなりますように。ぜひ、参考にしてみてください!